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368話

少年の叫び声を聞いた瞬間、私の胸に怒りが込み上げてきた。

くそっ、こんな小さな子供がすでにこれほど横暴なら、大人になったら完全なクズになるんじゃないか?

それに、母親は一体どんな教育をしているんだ?

この社会が平和なのは、警察の懸命な働きがあってこそだろう。

警察が何をしたというんだ、なぜこの子の口から「殴るべき」なんて言葉が出てくるんだ?

そのとき、通りがかった何人かが少年の叫び声に引き寄せられ、次々と足を止めて見物し始めた。

あの小さな男の子は金苗にしがみついたまま、怒りに満ちた顔で高い声を張り上げていた。「そんな制服を着てるからって説教できると思うなよ。お前が僕を...