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362話

リーダーと話すとき最も避けるべきは、途中で話を遮られることだ。それくらいは私も心得ている。

尹監は話題をどんどん重くしていき、言葉の半分を隠しているようだった。そんな状況では、口を挟む勇気など出るはずもない。

私は無邪気な表情を浮かべ、真剣な面持ちで彼女を見つめた。

尹監の目が一瞬光った。私に返答を求める様子はなく、そのまま言葉を続けた。「あなたが今触れている規則は、受刑者と近づきすぎることについてよ。忘れないで、受刑者は決して完全に信用してはいけないわ」

謎が解け、私の心は沈んだ。

尹監が言及したこの規則は、実は何度も他の人から聞いたことがあった。

女子刑務所に来た初日、薛強が私...