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33話

薛強は県の町を車で通り抜け、ある鍋料理の店の前で停車した。

店に入るなり、濃厚な涮り鍋の肉の香りが漂ってきて、思わず何度も唾を飲み込んでしまった。

金苗たちを横目で見ると、彼女たちの表情はすでにリラックスして、明らかに期待に満ちた様子だった。

どうやら食いしん坊なのは私だけではなく、彼女たちも「食いしん坊」というレッテルから逃れられないようだ。

今回、定川県に来て、この貧しい地域に対する認識が大きく変わった。他のことは置いておいても、ここの食べ物は本当に素晴らしい。味も品質も、純粋に無公害の自然食だ。

前回、薛強と食べた犬肉の美味しさは今でも心に残っている。今回は羊肉だが、...