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301話

「ハハハ、今日は来てよかったぜ。この時代、処女なんてなかなか見つからねえからな」

「儲けたな、今夜は俺らもちょっと新鮮な味を楽しませてもらうぜ」

小さな不良たちが口々に叫んでいた。柳冰を見る彼らの目には、すでに邪な欲望が満ちていた。

俺は目を細めて彼らを見た。憎まれ者どもめ、どうやら酒を飲んだばかりで、淫らな欲望が高まっている時だ。

今、柳大智の挑発によって、明らかに興奮状態で、もう抑えきれなくなっている。

しかし今の柳大智は、不良たちの淫らな叫び声の中、ただ恨めしそうに俺と柳冰を見つめているだけだった。

どうやら今は復讐のことしか考えておらず、目の前に立っているこの女の子が、いつも彼を愛し、...