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250話

具体的問題について話していると、尹朵児が私の懐でもう一度身じろぎした。

「覚えてる？あなたが大きくなったら検事になって、無実の人を守って、悪い人に相応しい罰を与えるって言ってたこと」

そう言って彼女は顔を上げ、私を見て微笑んだ。「あの時、私はあなたがすごく馬鹿だと思った。でも同時にすごく勇敢だとも思った。そしていつか私の心の中のヒーローになってほしいと思ってた」

私はにやりと笑った。「今見てわかるだろ？僕はヒーローにはなれなかった。失望した？」

尹朵児は首を振った。「失望なんてしてないわ。あなたは私のために劉野松をこらしめて、あんなにボロボロにしたじゃない。兄弟たちもついてくるし。こん...