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165話

人が生きる希望を失うのは、必ずしも多くの苦労や疲労を経験したからではない。

建設現場で重労働をし、太陽の下で皮膚が焼けただれるほど働き、それでも一日にそれほど稼げない人たちでさえ、生きることを諦める者はほとんどいない。

彼らは夜になれば大きなジョッキでビールを飲み干し、豪快に串焼きを何本か食べるだけで、たちまち世界で最も幸せな人間になる。

一方で、本当に生きることを諦め、未来を失い、自ら命を絶つ人々の中には、お金に困らず恵まれた生活を送っている者さえいる。これは何を意味するのだろうか？

結局のところ、原因は彼らの心の中にある。

彼らの心が死に、生きる希望や喜びが見えなくなったからこそ...