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92話

「ふっ……」

たまらない快感が全身を駆け巡り、四肢の隅々まで達した。思わず呼吸が荒くなり、胸の内の熱が一気に湧き上がる。股間の「張老二」もうっすらと目覚める気配を見せ始めていた。

こっそりと蘇瑶に視線を向けると、大宝貝は表情一つ変えず、波一つ立たない水面のように平静そのもの。まるで先ほど自分が蹴った一撃が俺の股間に命中したことなど、まったく気づいていないかのようだった。

「じゃあ、ちゃんとマッサージしてよね。人家はテレビ見るから。さもないと許さないんだからね」

蘇瑶は甘えた声で言うと、頭を傾げて再びテレビに集中し始めた。

俺は足をマッサージしながら、こっそりと彼女の太ももの奥へと視線...