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850話

「ああ、もう言わないでよ、お兄さん。あなたが彼女があなたの恋人だって言うから話したんだよ。こんなこと、私が間違えるわけないでしょ？うちのろくでなしったら、何もなかった頃から私がずっと支えてきたのに、今じゃ私が年取ったとか、スタイルが悪いとか言って、若い狐狸精を見つけやがって。ねえ、私が怒るのも当然でしょ！」

少女は話しているうちに、涙がぽろぽろとこぼれ始めた。

「そうよ、この不倫カップルを許すわけにはいかないわ。私、弁護士に相談するつもり。この件については既に調べてあるの。夫が浮気した場合は離婚できるし、財産は全部妻のものになるのよ。あの二人には何も残さないわ。ねえお兄さん、悪いけど、こん...