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796話

ベランが私の肩を軽く叩いた。その時、まだ消灯はしていなかった。私は立ち上がって言った。「先に電気を消そう!」

ベッドに戻って横になると、私はベランの太ももの間に手を這わせ、そっと掌で覆いながらゆっくりと撫でた。ベランの下半身が少し持ち上がるのを感じた。まるで応えているかのように。

私は指先で浅く滑らせ、周囲全体が湿り気を帯びるのを感じてから動きを止めた。

しかしベランの体の揺れはより激しくなり、腰全体がくねくねと動き、口からは低く不明瞭な声が漏れていた。私の手の動きが突然止まると、ベランはすぐに言った。「ちょうだい!」

男ならこの言葉を聞いて血が騒がないわけがない。私も例外ではなかった...