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793話

芸術2組の勢いがこうして少しずつ高まっていく一方で、情報処理1組の方は、あの小柄なポイントガードが私にぴったりマークされてから、彼の発揮できる力がどんどん小さくなっていった。

状況が不利だと察した情報処理1組はタイムアウトを要求した。

タイムアウト明け、あの小柄なポイントガードはベンチに下がり、代わりに私と同じくらいの体格の選手がポイントガードとして投入された。

しかし、芸術2組の選手たちはまるで眠りから目覚めた獅子のように、もはや誰にも止められない。

スリーポイント、ダンク、ドライブ——芸術2組はまるで正しい得点パターンを見つけたかのように、得点が途端に簡単になったように思えた。

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