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64話

私がようやく蘇瑶の隣に座ったばかりなのに、また彼女の体から漂う魅惑的な香りが鼻をくすぐった。まるで上質な媚薬のように、心をくすぐられるような感覚だ。

特に股間の「張老二」までもが反応して、ズボンの中で抗議の一つでもするかのように脈動している。

「おじさん、私の肩甲骨すごく凝ってるの。ちょっと揉んでくれない?」蘇瑶はテレビを見たまま、振り向きもせずに言った。彼女の注意がテレビに向いているのかどうかも分からない。

心の中で思った。肩を揉むだけなら、一生揉み続けても厭きないだろう。

特に彼女のその甘ったるくて色気を含んだ声は、もう堪らない。これがいけないことだと分かっていても、私は躊躇なく応...