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582話

今また董秋玉と二人きりで過ごせることを思うと、彼女を思う存分からかえる上に、前回のように、この美しい人妻が絶頂に達した時の顔に浮かぶ恍惚とした表情をまた味わえるかもしれないと思うと、たまらない。

董秋玉の胸は激しく鼓動していた。私の視線を浴びて、思わず逃げ出したいという衝動に駆られたが、何を思ったのか、歯を食いしばって、その場に留まった。

しばらくの沈黙の後、董秋玉はようやく顔を上げ、潤んだ大きな瞳で私を見つめた。「張宏、今日あなたを呼び出したのは、あなたの意見を聞きたかったの。最近、また新しい店を開こうと思っているんだけど、何か考えはある?」

私は少し驚いた。これが董秋玉が自分を呼び出...