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560話

「ぎゅっと絡み合った四肢のままベッドに倒れ込み、シーツが揺れる中で二人は大きく息を荒げていた。

絶頂の後、ベイラン儿の柔らかな体は力なく緩んだものの、その手足はまるでタコのように私の体に絡みついたまま、私の逞しさを彼女の秘所に留めていた。

「愛しい人、気持ち良かった?」

私はベイラン儿を抱きしめながら優しく囁いた。

「うん、あなたってすごいわ。いつも私をこんなに気持ちよくしてくれる」

ベイラン儿は小鳥のように私の熱い抱擁に身を寄せ、星のような瞳を僅かに開き、春の訪れを思わせる唇の端を緩ませて小さく返事をした。その声色には満足感と艶めかしさが溢れ、絶頂の余韻に浸りきっていた。

「愛しい人、君を抱...