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495話

「急に気づいたんだけど、かつては優しく穏やかだった義姉さんが、こんな冗談を言うなんて。今回の再会から人が変わったみたい。もしかして、昔のように沈んでいる私じゃなくなったから、こういう冗談を言っても大丈夫だと思ったのかな?」

「それに、私たちの年齢差はあんなにあるのに、なんだか不釣り合いな気もするよな」

ドアが「バン」と音を立てて閉まる音で我に返り、私は急いで秦雨晴の手を引いた。「お風呂に入ろう」

秦雨晴は顔を赤らめながら私を軽く押しのけた。「別々に入るわよ。生理が終わったらまた考えるから」

彼女が恥ずかしがっているのだと分かった。生理中の姿を見られて不快に思われるのを恐れているんだろう...