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479話

立秋を迎えた今、夜はやはり少し肌寒い。テレビを消し、彼女を静かに抱き上げて寝室へ向かい、そっとベッドに寝かせ、薄い毛布をかけてやった。

トランクスだけの姿でベッドの端に腰掛け、本を手に取って読み始めたものの、傍らには極上の美女が横たわっている。とても集中できるはずもなく、結局横になって彼女の細い腰に手を回し、彼女の髪に顔を埋めて眠りにつこうとした。

昼間に二回もしたからというわけではない。私にとってそれは大したことではないし、蔺玉瑶の魅力が足りないわけでもない。ただ彼女は腕を怪我し、一日中元気がなかったのだ。彼女を起こして苦しめる気にはどうしてもなれなかった。

武器の膨張する痛みを我慢し...