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438話

「まさか自慰行為だなんて、こんな事に出くわすとは思いもしなかった。それも真昼の職員室で」

こんな女性の度胸には驚かされる。自慰行為をするのもまだしも、イヤホンをつけたまま鍵もかけないなんて。まあ考えてみれば、この時間帯は閲覧室の利用率も低く、基本的に学生も教師もこのフロアには来ないし、ましてやお昼休みだ。

この女性は秦雨晴という。授業に向かう途中や食堂で食事をしている時に何度か見かけたことがある。女性らしさがあふれていて、とても印象に残っていた。ただ、こんな美人の熟女が自慰行為で生理的欲求を解消しているなんて思いもよらなかった。彼女の容姿とスタイルなら、ちょっと手招きするだけで男たちが群が...