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412話

「おじさん、実は私、全部知ってるの。そうじゃなかったら、あんなに何度も一緒になんてしてないし、あの日だって部屋を間違えたわけじゃなくて、わざとおじさんの部屋に行ったの」

私は雷に打たれたような衝撃を受け、これまでの出来事が潮のように押し寄せてきた。

「おじさん、あの夜、実は最初から起きてたの。おじさんは寝てると思ったけど、私はずっと目を覚ましてた。興奮して眠れなかったの。だって、やっとおじさんの部屋に行けて、しかもあんなことまでできたから」

「おじさんが最初に動き出した時、もう気づいてたの。確かにあの頃は小さかったから、怖くて目を開けられなかった。でもすぐに何をしてるのか分かったわ。あの...