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392話

すぐに、彼は体は小柄だが胸は絶対に十分な大きさを持つ二人の娘を選び出し、その二人に支えられながらフラフラと個室を出て行った。

主役がいなくなると、他の男たちも遠慮なく行動し始め、娘たちの中から品定めを始めた。

私は外から次々と娘たちが入ってくるのに気づいた。その新しく入ってきた娘たちの中には、先ほどの二回で交代させられた子も少なくなかった。

なるほど、毎回こんなに大勢を揃えられる訳だ。

ふと見ると、老周が人ごみをかき分けて私の側にやってきた。

「どうだ?気に入った子はいるか?」

私は彼に横目を向けた。「なんでそんなに私のことを気にかけるんだ?」

「今日はオレがお前を連れ出したんだ...