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391話

陳総は実際50歳前後の太った男で、禿げ上がった頭に出っ張ったビール腹を抱えていた。この点では老周とかなり似通っていると言えるだろう。

老周のこの男に対する評価はシンプルだった。酒好き、女好きというものだ。

この人物は以前北方で身を立てていたが、年を取って南方に移り、まともなビジネスを始めたという噂だった。

私はこの噂の信憑性には興味がなかったが、この陳総の明らかな東北訛りと、それなのに古参幹部のような口調で気取って話す様子は、確かに印象に残っていた。

私はずっと隅に座り、老周と陳総が寄り添って談笑し、時折どっと笑い声を上げる様子を眺めていた。

このような場は酒席とは違って、私にとって...