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289話

私の唇はついに趙思凡の赤い唇から離れた。しかし、二人がキスに満足したからではなく、次の行為に移るべきだと感じたからだった。

私は趙思凡の首筋にキスし、そして徐々に下へと移動して、彼女の豊かな胸に唇を這わせた。趙思凡の胸に口づけた瞬間、二人の間の燃え上がる情熱が完全に一つになる時だった。私の口は熱心に趙思凡の首筋の一寸一寸にキスを落とし、耳たぶ、顎、首筋、鎖骨と舌を這わせていく。

趙思凡は首を高く上げ、二本の滑らかな腕で私の頭をしっかりと抱きしめ、自分の首筋へのキスと、欲望を掻き立てる挑発を受け入れていた。

低く唸り声を上げると、私は趙思凡を目の前の高台の壁に強く押し付け、彼女の両脚を自分...