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279話

二人は向かい合っており、このような動きで互いの位置をずらすことで、より深くお互いの口腔内に入り込むことができた。

ついに、貝蘭児は鼻から最初の艶やかな吐息を漏らした。一度目があれば二度目もある。そうして、次第に全てが自然な流れになっていった。

私はどんどん興奮し、動きもより荒々しくなっていった。最初は貝蘭児の細い腰をしっかりと抱きしめていただけだったが、今や大きな手が彼女の丸みを帯びたお尻に直接押し当てられていた。

貝蘭児は突然首を伸ばし、長く艶めかしい吐息を漏らした。その吐息によって、彼女の唇と私の唇が離れた。

この動きが私を助けた。私は口をわずかに傾け、直接貝蘭児の滑らかな首筋に口づけた。...