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272話

私は彼女を地面に下ろし、片足で立たせた。「蘭児、ま、まだズボンを脱ぐのを手伝おうか?」

蘭児は顔を赤らめ、俯いたまま、私の顔を見ようともせず、言葉を詰まらせながら言った。「宏お兄ちゃん、私、片足じゃ立てないから、傍に来て支えてくれる?そ、私自分でやるから…」

彼女の言葉は曖昧だったが、意味は理解できた。蘭児は私に彼女の側に立って支えてほしいが、ズボンを脱ぐのは自分でするということだった。

私たちはすでにあんなことまでしているのに、彼女はまだ少し恥ずかしがっているようだ。

「わかった」私は急いで頷いた。

そして私は彼女の横に歩み寄り、片手で彼女の腕を支え、もう片方の手で彼女の柳のような...