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211話

身体の拘束から解放されると、蘇瑶は長く息を吐き出し、急いでしゃがみ込んだ。

蘇瑶の動きに合わせて、彼女の両脚の間からシャーシャーという水音が放たれた。それが彼女の排泄物であり、飲めるものではないと分かっていながらも、この瞬間、私はなぜか突然、喉が渇くような感覚に襲われた。まるで今、蘇瑶の体の奥から放たれているのはそういった液体ではなく、珠玉の甘露のようだと感じてしまう。

その水音は、最初は春雨のようにか細く、ほとんど聞こえないほどだったが、次第に玉が地面に落ちるような、言葉にできないほど清らかで耳に心地よい音へと変わっていった。さらに液体が体内の圧力で押し出される「シュー」という音が加わり、耳...