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153話

春の筍のように細くしなやかな蘇瑶の指が私の鼻を摘んだ時、その滑らかで柔らかく、繊細な感触は、言葉では言い表せないほどの心地よさだった。そして今、蘇瑶の表情が恥じらいに変わっていくのを見て、私は内心で思わず笑みを漏らしそうになった。

家には蘇瑶と私の二人だけだったため、私の胆も据わり、この貴重な機会を利用して、目の前の色気溢れる甥の嫁という大切な宝物を少し挑発してみようと決めた。

「ねえ、知ってるだろう?俺はずっと仕事に追われてきて、他に何も考える余裕もなかった。でも最近、このままじゃいけないと思い始めてね。誰か女性を見つけて俺の面倒を見てもらおうかと思うんだ。そうすれば、もうお前に苦労をか...