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944話

「くすくす、そりゃ違うわよ!あなたは目が見えないフリをしてるだけでしょ。どうせ義姉さんやメイちゃんを覗き見してるんだから、お店で働けば他のお客さんも覗けるかもしれないじゃない。私が覗かれたって同じこと。どう?見たい?」

「やめておくよ、秦姉さん。君はころころ気が変わるから、次は何をするか分からないし」

僕は誘惑に乗らないふりをした。

「くすくす、本当に私に懲りちゃったのね!あなたって面白いから、からかいたくなるのよ。考えてみなさいよ、あなたと私は全く違う世界の人間だし、あなたの腕が良いから、マッサージしてもらってるの。デリケートな場所だって、あなたなら私のことを漏らす心配もないでしょ。だ...