プライベートカメラマン

937話

「別に俺はお前に何もしてないだろ、なんで俺を困らせるんだよ？」

「ふん、さっき姉さんが私のこと言ってた時、あんた内心で大喜びしてたんでしょ？このクソ盲人、誰があんたと一緒に住みたいと思うの？あんたがいなければ、姉さんは実家に帰ってたのよ。あんたって本当に厄介者！」

くそっ、俺が横で聞いてただけでも悪いのか？

「林暁娟、筋が通ってないぞ？お前が義姉さんに怒られたのは、俺と何の関係があるんだ？自分が悪いくせに、まだ理由があるとでも？俺に八つ当たりか？」

「あんたに八つ当たりしてなにが悪いの？文句あるなら取ってみなさいよ？」

こんな厄介な女に出くわして、俺も言葉を失った。

そのとき、携帯が鳴り出した...