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806話

その女の子も特に気にしていないようだった。

とにかく、みんな盛り上がっていた。

そんな中、一組の男女がそのまま壁際で抱き合いキスを始めたんだ!

周りはむしろどよめきながら歓声を上げていた。

彼らにとっては、もはや珍しくもない光景なのだろう。

目隠し鬼ごっこは続き、何人かが完全に酔いつぶれてソファーに倒れこむまで続いた。

トイレに入って携帯を取り出すと、義姉から何度か電話がかかっていたことに気づいた。だが、あまりにも騒がしくて、まったく気づかなかったのだ。

そこで、義姉に電話をかけ、すぐに戻ると伝えた。

トイレから出て、小美にそのことを伝えると、彼女は送ってくれると言った。

それで、彼女は私の手...