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690話

もう正午になっていた。私はある麺屋で一杯の麺を食べた。

その後、県都の街をぶらぶら散策し始めた。

私と同じようにサングラスをかけている人が多かった。日焼け防止のためだ。

県都の女の子たちもなかなか良いものだ。一人一人が涼しげな格好をして、細い腕に細い脚をしている。

道の向かい側に携帯ショップを見つけ、道端に立って横断しようとしていたとき、一人の女の子が自ら近づいてきて私を手伝って道を渡ろうとしてくれた!

感動のあまり、思い切って彼女に目的を伝えることにした。友人のためにUSBメモリを買って帰るつもりだと。

すると、その女の子はためらうことなく手伝うと承諾し、私をその携帯ショップまで連れて行き、...