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651話

「あの噂の神のような道士は絶対に中にいるはずだ」

いくら疲れていても、もう恐れはなかった。彼は傭兵たちの速度に合わせ、必死に前へと進んだ。しかし彼らが想像もできなかったのは、道観はそれほど遠くないはずなのに、三、四時間も歩いているのに、まだ辿り着けないことだった。

しかも、空はすっかり暗くなり、夜になって霧が濃くなったため、彼らはもはや道観の所在地を見ることができなくなっていた。

このとき傭兵のリーダーが陳天明に告げた。今は方向が分からず、彼らはみな疲労困憊しており、もう先に進めないと。ここはどこもかしこも万丈の深淵だらけで、少しでも不注意があれば、万劫不復になってしまうと。

彼らは絶対...