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61話

こんなに可愛い姪っ子が自分の側にいてくれるなんて、もう嬉しくて仕方がない。

ただ、仕事探しは簡単なことじゃない。特にこの社会は競争が激しいし、陳思思は村育ちで世間知らず、学歴も能力もないとなると、心は助けたいが、私にできることは限られている。

「思思、こうしよう。まずは環境に慣れることからだ。叔父さんが友人に声をかけて、いくつか仕事を探してみるから、その中から自分で選べばいい」

とりあえず時間稼ぎをして、様子を見ることにした。

こうして陳思思は、私に心から感謝しながら、私の家に住むことになった。

夕食を終えて、陳思思がお風呂に入った後、つい妄想が膨らみ始めた。

陳思思はまだ二十歳そ...