プライベートカメラマン

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548話

小劉はとくに躊躇うこともなく、頷いてから小潔に一緒に荷物をまとめるよう声をかけた。小劉の持ち物はとても簡素で、数枚の服だけだったから、二人がそれぞれバッグを一つずつ持てば十分だった。

私も荷物を持とうと思ったのだが、小劉はどうしても私に持たせようとしなかった。

それを見て、私もそれ以上は何も言わず、彼らをこのスラム街から連れ出すことにした。

そのとき、ふと思いついたことがあって、尋ねてみた。「小潔、ここ数日、学校に行ってないのか?」

小潔の表情がすぐに暗くなり、「小劉の体調がずっと良くなくて、心配で離れられなくて…」と言った。

「そうか」と私は言って、頷いた。「よし、行こう」

三人...