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415話

「さっきの呻き声は、気持ちよさからなんですね」

その声を聞いて、私の下半身は硬くなってしまった。今、王先生の治療中でなければ、我慢できずに王先生の上に覆いかぶさっていたかもしれない。

体の衝動を必死に抑えながら、私は声を張り上げた。「王先生、もう少し我慢してください。次は別の治療に入りますから」

「はい、はい」王先生は頷いた。この時点で彼女はすでに非常に心地よさを感じていた。先ほどの痛みは確かに耐え難いものだったが、痛みが過ぎ去った今、王先生は驚くほど体全体がスッキリする感覚を覚えていた。

心に溜まっていた鬱屈した思いが、一気に晴れていくような感覚。

この数週間、彼女はずっと気分が優...