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410話

「三叔、用事はもうないので、先に失礼します」小強は、もう何もすることがないのを見て、自分もここにいたくなかったので、そう切り出した。

「ああ、行っていいよ」私はちょっと頷いた。

言い終わると、小強は身を翻して出て行き、ドアを出るとすぐに彼の赤いスポーツカーへと向かった。小強のだらしない後ろ姿を見ながら、私は思わず感慨に浸った。こんな甥がいるなんて、本当に私の幸運だ。

ちょうどそのとき、王先生が突然口を開いた。「あの赤いスポーツカー、どこかで見たことがあるような気がするわ」

私はハッとして、慌てて王先生を見た。

まさか王先生があの赤いオープンカーを知っているのか。それはあり得る話だ。結局は校長の...