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399話

「ふふ、白先生、お気遣いありがとうございます。これからも医務室で働きますので、ご指導というほどではなく、もっと交流を深められればと思います」と私は笑いながら言った。白先生はそれを聞くと、顔にほんの少し笑みを浮かべ、力強くうなずいた。

白先生とさらにしばらく話した後、時間もだいぶ遅くなっていることに気づき、そろそろ帰るべきだと思った。

白先生はすぐにうなずき、私はそのまま立ち去った。

医務室を出ると、すっかり空が暗くなっていた。空には星が特別に多く輝き、そよ風が時折私の髪をなでていく。今日は思いがけず、ずっと心の奥底に埋もれていた記憶を思い出すことになった。もし白先生がいなければ、おそらく永...