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376話

「王先生、これからは私を王師匠と呼ばないでください」と私は微笑んだ。

「じゃあ、何て呼べばいいの?」王先生は不思議そうな顔で私を見つめた。

「老王でいいですよ。王師匠だとちょっと他人行儀すぎるので」と私は照れ笑いをした。

「わかったわ、これからは老王と呼ぶわね」王先生も意外にも茶目っ気たっぷりに微笑んだ。

私は急いでうなずいた。二人でもう少し話し合ったが、大きな進展はなかったものの、明らかに関係は親密になった。ただ、何も得られなかったことにちょっと失望した。こうなると、今日わざわざ出てきた意味がないじゃないか。

今夜は王先生とこのままで終わりかと思った瞬間、学校の林から奇妙な音が聞こえてきた...