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360話

「私は一瞬言葉に詰まった。顧文文に小強が不能だなんて言えるわけがない。少し考えてから、笑いながら言った。「ふふ、彼は最近体調を崩していてね。漢方薬を煎じて、体力をつけさせようと思って」

「甥っ子さんに優しいのね」と顧文文は笑った。

私は大きく頷き、顧文文に微笑みかけた。そのとき、ふと顧文文が美しい白のワンピースを着ていることに気づいた。

誘惑的な姿の顧文文を見ていると、私はしばし呆然としてしまった。ここ数日、王先生のことばかり考えていて、顧文文のことは少し疎遠になっていた。

昨夜、王先生に掻き立てられた欲望もあり、思わず生唾を飲み込み、にやりと笑って言った。「文文、今日は本当に綺麗だね...