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282話

「そうだ、聞き忘れてたけど、あなたって以前あの手の人の写真を撮ったことある?」

元々少し怖くなっていた私だが、彼女のこの質問を聞いて心臓が飛び上がりそうになり、慌てて頭を振った。「い、いいえ、ありません。あんなのは気味が悪すぎて、夜に帰って悪夢を見そうで…」

私はバカじゃない。もし「穢れものに関わるのが怖い」なんて言えば、それは彼らの家族に対する不敬になるじゃないか?そんなこと言ったら、ひどい目に遭うかもしれない。だからそんなことは絶対に言わない。

「へぇ?あなた、私が何の写真のことを言ってるか分かってるの?」杜月清が突然振り向いて私を見た。その口元には何とも言えない不気味な笑みが浮かんでいる...