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257話

「そんなこと聞いてないんだけど。最初に会ったとき本人じゃなかった時はどうして金を取らなかったのよ?今さら街で写真とちょっと似た人を見かけただけで金を払えって、そんなのおかしいでしょ?」

高宏発が後ろ盾についていたので、私も強気で言い返した。やり取りを続けるうちに、彼らもどうも筋が通らないと感じ始めたようだ。だが彼らの手には写真があった。まさに私が以前見たのと同じ一枚だ。

「その写真、どこで手に入れたんですか?」私は尋ね、写真を奪おうとしたが、相手にかわされた。

相手は花おばさんから百元で買ったと言い、それを聞いて私はさらに腹が立った。私も先ほど花おばさんに会い、五百元も会員費としてだまし...