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231話

私の視線は楊晴晴の体を上から下まで舐め回し、その後彼女に近づいた。「果物はもういい。君を味わいたい、晴晴」

言葉を交わすうちに、私たちは自然と寝室へと足を運んだ。

二人とも秦娇颖の退勤時間を知っていたから、誰も心の中の昂ぶりを抑える必要はなかった。

長い間、楊晴晴と一緒になっていなかったせいか、私は異常なほど激しくなっていた。あっという間に本題に入り、楊晴晴もこれまでに感じたことのない快感に浸っていた。

ところが、まさにその大事な場面で、突然楊晴晴の携帯電話が鳴り出した。

私はハッとして、下半身がキュッと縮こまった。

「こんな時に誰が電話してくるんだ、本当に迷惑だな」と私が不満を漏...