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1670話

「高手とは傲慢なものだ。弱い者は選ばず、強い者を選ぶとは、頭がおかしいのか?」

これは以前の葉承と同じ感覚だろう!

だが、誰が洪大師の心の苦しみを理解できようか!

彼も言いづらかったのだ、私と以前手合わせをして、彼が敗れたということを!

「本当に私を選ぶのか?」中年の剣客が顔を曇らせた。

剣士特有の殺気が波のように押し寄せてくる。

洪大師の口元が痙攣し、意地を張って言った。「ああ、お前だ、間違いない!」

彼はこの中年剣客もかなり強いことを理解しているはずだが、どれほど強くても私ほどではないだろう。結局、私なら一つの念で彼を消し去れるが、中年剣客がどれだけ速くても剣を抜く必要があるのだから。

洪...