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1665話

この時の許超はすっかり変わり果てていた。体が無理やり二十センチも伸び、全身が鉄のように漆黒に染まり、まるで魔神が現世に降臨したかのようだった！

「これは何の秘術だ？」

誰かが驚きの声を上げた。

私も呆然としていた。

やはり許超には切り札があったのか！

彼は明らかに何らかの秘術を使い、強引に身体の形を変え、力を増強していた。

黒熊が驚いている隙に、許超は大きく吠えると、一撃を叩き込んだ！

その拳の威力に私は感じ取った、彼が瞬時に黄級の実力に達したことを！

間違いない、あの一撃の力は黄級に達していた！

ドン！

この一撃は直接黒熊の腹部を貫通し、腕全体が黒熊の体内深くに埋まった。恐ろしい力は...