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1657話

しかし、彼は毒刃の攻撃をかわすことができなかった。むしろ、毒刃の短剣が彼の胸に突き刺さったのだ！

今回、毒刃は切りつけるのではなく、突き刺した。確かに試合を終わらせる気だったのだろう。

まるで猫がネズミを弄ぶように、遊び飽きたら、相手の命を奪おうとしていた。

私の判断は間違っていたのだろうか？

七番の毒刃と八番の黒熊がリングで死闘を繰り広げていた。

誰もが毒刃が勝つと思っていた。少なくとも表面上は、黒熊はすでに傷だらけで、力尽きた様子を見せていたからだ。

しかし私から見れば、黒熊の傷は皮膚表面だけのもので、筋肉や骨には全く影響していない。彼の行動に支障をきたすほどではなかった。つまり、あの姿は...