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1653話

「彼らの組織名を聞けば分かるように、この組の強みはまさにその手にある!」

「くそっ、あいつが葉承だ!」雷罡は先頭の男を指さしながら憎々しげに言った。

私はすでにあの男から放たれる強大なエネルギーの波動を感じ取れていた。黄級の頃なら、二十メートル以上離れていたらこれほど鮮明には感じ取れなかっただろう。だが今や、私は高級に踏み込み、知覚能力も同時に向上していたのだ!

こいつは今まで見た古武術の使い手の中で最も強い存在だ!

黄級後期!

雷罡はこれまで黄級初期に過ぎなかった。だから、彼がこの葉承と対峙すれば、間違いなく敗北は避けられなかったのだ。

そしてこの葉承はまだ三十代だというのに、すでにこの境地...