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1634話

「そうなの?」

「もちろんだよ。兄貴が死んでこれだけ経った今、僕はもうお前の義弟じゃない。友達、ただの友達だよ!」

「でも、梅子を追いかけながら、私とこんなことをして...あなたの心は咎めないの?」

「義姉さん、あれは僕の一方的な思いだったんだ。僕だって男だし、発散する必要もあるんだよ!義姉さん、これは初めてじゃないだろう?僕たちはただ体の関係なんだ。そんなに考え込むことないよ。実は、義姉さん...僕はお前のことも好きなんだ!」

義姉の体がびくりと震えた。「私のことを...好きなの?」

「どうして好きにならないんだい?お前はこんなに素晴らしい女性なんだから!兄貴がいた頃は、心の中で思うだけで、...