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1619話

私はちょっと考えてみた。これらの厲鬼も道士に操られて、やむを得ず悪事を働いていたのだ。彼らを滅ぼすのも良くないが、かといって残しておく必要もない。

私は道士の亡骸を探ってみると、一冊の小さな本を見つけた。

そこには小さな黒い旗の使い方が記されていた。この黒旗は「百鬼幡」と呼ばれ、厲鬼を収め、操るための法器だった。

それだけでなく、亡魂を成仏させる方法も記されていた。

そして、私はちょうどそれを必要としていた。

私はこれらの厲鬼たちを全て成仏させようと思った。これも一つの善行だろう。

これだけ多くの亡魂を成仏させるには、祭壇が必要だ。

今はもうすぐ明け方で、亡魂を成仏させるには絶好...