Read with BonusRead with Bonus

1613話

「なぜお前に教えねばならん?」

その道士の顔色が変わった。「まさか、我が師弟はお前の手にかかったのか?」

「お前の師弟?」

「ふん、わしは先日、師弟の張道士を訪ねたのじゃ。奴は分水鎮の蓮花観に住んでいたが、聞けば半月以上前に死んでおった。女の腹の上で命を落としたとか。どうしてそんな死に方をするのか不思議に思っていたが。まさか、奴の桃の木の剣がお前の手にあるとは。早く言え、お前が殺したのか?」

まさか彼がこの桃木剣を見分けるとは、しかもあの張道士の師兄だったとは!

だが、剣を出したことを後悔はしていない。俺は元々こいつを恐れちゃいないんだ!

俺は冷笑した。「お前の師弟は悪事を働き、鬼を操って人を...