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1587話

「おや、宋少じゃないですか!お会いできて光栄です!」羅家輝はすぐに立ち上がり、笑顔を浮かべた。

「お前は誰だ?」

「羅家輝と申します。うちの会社は御社のサプライヤーなんです!この前、父と一緒に御社の本社へ伺って、宋会長にもお会いしたんですよ!宋少、今日はクラス会で私がホストをしているんですが、よろしければ一緒にお酒でもいかがですか?」

「なかなかやるじゃないか、1号室を予約できるなんて!」

明らかに、このヒルトンホテルの1号室は誰でも予約できるようなものではなかった。

その時、私は俯いていたので、宋少は羅家輝との会話に夢中で私に気づいていなかった。

「ははは、ホテルの支配人が気を利...