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1521話

私は陳董の顔色が悪く、黙り込んでいるのを見た。

その薄毛の男がまた言った。「陳さん、あなたは分別のある方だ。時間は待ってくれないよ。百年物の漢方薬は引く手数多なんだ。ましてや五百年の年数に達したものとなれば、今を逃したら二度とチャンスはないよ!」

五百年物の漢方薬?

聞いただけでワクワクしてきた!

「陳さん、同業者の情けで、まずはあなたに声をかけたんだ。大勢が欲しがってるんだよ。五百年物の薬材なんて百年に一度の出会いだ。金持ちはごまんといるが、これは命を救う薬なんだ!」

陳董の目も熱を帯びているのが見てとれた!

彼女は深く息を吸い込んで、「分かったわ、承知したわ。でも、先に薬を見せてもらうわ」...