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148話

二十万もいきなり要求するなんて、ひどいぼったくりだ。

正直、何玲も納得できなかった。だから彼女から積極的にその場所を案内すると申し出てきた。ただし、着いたら軽はずみな行動はせず、最後にどうするのが最善か相談してほしいと頼んできた。

私も同じ考えだったので、すぐに何玲の提案に同意した。

二人でタクシーに乗り、何玲の言う住所へ向かった。ただ、目的地に着いたとき、私は近くの店で護身用のスタンガンを一本買っておいた。

「超お兄さん、軽はずみな行動はしないって言ったじゃないですか?なんでそんなもの買うんですか?」何玲は緊張した様子で、私を連れてきたことを少し後悔しているようだった。

万が一のた...