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1409話

オフィスビルに入り、三階に上がって、一番奥の部屋へと向かうと、ドアには「町長室」と書かれていた。

ノックすると、中から町長の声が聞こえた。「どうぞ!」

私は中に入った。

オフィスは広々として、きちんと掃除が行き届いていたが、窓の外の木の枝が光を遮っていて、部屋全体があまり明るくなかった。

美しい女性町長が執務机の向こうに座り、何かを見つめていた。

私が入ってくるのを見ると、彼女は微笑んだ。「金水さん、まだ書類の確認があるから、先に座っていてくれる?」

彼女の声には力がなかった。

さっき電話で話した時も気づいたが、声に元気がまるでないな。

「はい、どうぞお構いなく」

私は座らずに、部屋の中を見回...